石州瓦

石州瓦とは

石州瓦と他産地の瓦との大きな違いは、原料となる粘土です。石州の粘土は、鉄分の少ない粘土を使っています。1,200℃の高温で焼く事ができるため焼き締まって、硬く、水を吸いにくく、寒さに強い瓦ができます。又、海岸付近に多い塩害にも強いのです。

石州瓦は、島根県の石見地方が産地です。三州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦として有名です。 来待石という二酸化ケイ素や酸化アルミニウムを含む石で作った釉薬を使うことと、高温で焼き上げることが、石州瓦の特徴です。この釉薬を使うために、焼いた瓦の色が赤色になります。石州瓦は、他産地の原料土と比べると、含まれる鉄分が少ないという特徴があります。そのため、塩害に強い、潮風に強い瓦になっています。  焼き物である瓦には、焼いたときに無数の気孔ができます。石州瓦は、1200℃以上の高温で焼くために、気孔が少ないという特徴があります。そのため、凍害に強い、冬の寒さに強い瓦になっています。  曲げ破壊強度で瓦の強さを測ります。それが石州瓦なのです。 石見銀山遺跡の拠点施設として建設された石見銀山世界遺産センターの屋根瓦は、株式会社セラミカ製の石州瓦が採用されています。  島根県の西部にあたる石見地方の、江津市や太田市を中心に、石州瓦が生産されてきました。年間に約2億枚という石州瓦が生産され、釉薬瓦の全国シェア20%を占めています。